茅葺き屋根の家を参考に





日本の住宅の平均寿命は、30年と言われています。しかし、日本には住めば住むほど愛着が沸き、100年も200年も長い期間に渡って住み続けられた家がありました。それは、日本の気候風土にフィットした昔ながらの「茅葺き屋根(かやぶきやね)の家」です。弊社は茅葺き屋根の「水分をコントロールする性能」に着目し、住宅建設に活かせないかと考え、ついに「ファース工法」にめぐり合いました。
調湿空気清浄剤「ファースシリカ」は、室内の余分な生活発生水を吸着したり、必要な時に潤いを室内に放出します。調湿力は炭の約7倍あり、常に40~60%の湿度に維持し、結露やカビの発生を抑えます。また、空気は構造材の木材に触れるところを通るため、含水量は10%と木材の耐久性を維持するのに好ましい環境を維持することができます。結果として、家の骨組みなどの構造体は新築時と同じきれいな状態を保つことができ、家の寿命は格段に伸びます。また、空気中のホルムアルデヒドや有機ガスなどの不要物質や、タバコやペットの臭いなどを吸着し、空気をきれいにします。





長期優良住宅とは、平成19年に政府が発表した「200年住宅ビジョン」を実現する「フロー消費型社会からストック社会型への転換」を目指したものです。皆様もお気づきだと思いますが、欧米の家は50年以上も住み続けている住宅が数多くあります。長い年月を経た家が住む人々が変わり新しく居住した人が自ら内部をリフォームして、また新しい生活をしていくという風に1軒の家に何世代もの人々が暮らしているのです。しかし、日本では家の平均寿命は30年といわれ、年月が経つと今までの古い家を取り壊し、また新しい家を建て直すという非常に「もったいない」工事を繰り返すことも残念ながら多いのが現状です。その為政府では定期的にリフォームやリサイクル等維持管理を行うことで家本体自体が200年の住宅寿命を持つ高性能の住宅を作り、その高性能住宅に対し、大幅な減税や助成金を支給し「長期優良住宅」の普及をはかっているのです。





「長期優良住宅」の建物概要
◎地震に強い建物 ◎断熱性が高い建物 ◎メンテナンスがしやすい建物 ◎バリアフリーを考慮した建物 ◎街並みにあった建物 ◎メンテナンスの履歴などがわかる建物
「長期優良住宅」の申請
◎確認申請 都市計画区域内全ての新築住宅が必要 ◎住宅性能表示評価の為の申請 耐震性や断熱性など等級評価するもの◎長期優良住宅の認定申請 これには直接各行政庁に申請する方法(直接申請)と住宅性能評価機関の審査を経て申請する方法(事前申請型)の2種類があります。





その他住宅ローン控除の控除率の優遇や税制上の特例などがありますが詳しくは「長期優良住宅」のホームページをご覧ください。